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スギの耐震性について

コラム


スギは、建築材料として使われることが多いです。
昨今の住宅には耐震性が求められますが、スギは地震に強いのでしょうか。
今回は、スギの耐震性について詳しく解説します。
▼スギは耐震性が高い?
スギは無垢材の中では比重が低く、繊維方向の割れに強いのが特徴です。
これらの特徴は、地震による建物の揺れや変形に対して柔軟に対応できることを意味します。
したがって、スギは耐震性に優れていると言われることがあります。
しかし、他の無垢材と比べて曲げ強度やせん断強度が低いのが欠点です。
スギは耐震性が高いというよりも、耐震性が悪くないという表現が適切かもしれません。
▼スギの耐震性が優れていると言われる理由
■比重が低いから
地震によって建物が揺れる際は、建物の自重力が大きな影響を与えます。
自重力は重さに反比例するため、比重が低い材料を使うと建物の揺れを抑えられます。
スギは無垢材の中でも比重が低い方で、コンクリートや鉄筋コンクリートなどの建築材料に比べて非常に軽いです。
■繊維方向の割れに強いから
地震によって建物が変形する際は、木材にさまざまな方向から力がかかります。
その中でも、繊維方向に垂直な力は木材を割る可能性が高く、建物の強度を低下させます。
しかし、スギは繊維組織が細かく均一であるため、他の無垢材と比べてこのような力に対して抵抗力が高いです。
そのため、スギを使った建物は地震による変形に対しても耐えやすくなります。
▼まとめ
スギは比重が低く繊維方向の割れに強いことから、耐震性に優れていると言われます。
ただし、他の無垢材と比べて曲げ強度やせん断強度が低いため、注意が必要です。
当社は福岡県うきは市にてスギ専門の製材事業を行っていますので、九州で育った良質な木材をお求めの方はぜひお問い合わせください。

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